進徳幼稚園
戊辰戦争や西南戦争で軍医として活躍した佐藤進が寄付して建てられた幼稚園。
佐藤進・・・医師。
常陸国太田内堀(現、茨城県常陸太田市内堀町)で酒醸造業 高和清兵衛の長男として生まれる。
8歳の頃から寺小屋で学びはじめ郷校益習館へと進み、医学を志して佐藤尚央の佐倉順天堂に入る。才能を見込まれ佐藤尚中の養嗣子となり、長女の静子と結婚する。
慶応4年(1868年)上野戦争や戊辰戦争に新政府軍の軍医として病院頭取を務める。
明治2年(1869年)明治政府が初めて発行するパスポートを得てドイツのベルリン大学医学部に留学する。明治7年(1874年)医学士の学位を取得して帰国。
帰国後、東京に建てられた順天堂病院に勤務。 明治10年(1877年)西南戦争では陸軍軍医監となり大阪の陸軍臨時病院長として勤務。
明治12年(1879年)陸軍本病院長に就任。明治13年(1880年)陸軍を辞職。順天堂病院の経営に専念していたが、日清戦争と日露戦争では軍医として陸軍に勤務する。
弘化2年(1845年)11月25日誕生。大正10年(1921年)7月25日死去。
住所 茨城県常陸太田市内堀町256