禅桂寺
江馬蘭斎・・・蘭方医。版木職人 鷲見荘蔵の長男。大垣藩医 江馬元澄の養子となる。当初は漢方医であったが46歳で蘭学を志し江戸に出て杉田玄白に学び、のち前野良沢に学ぶ。
寛政7年(1795年)大垣にて蘭学塾「好蘭堂」を設立し蘭方医として開業した。好蘭堂からは飯沼慾斎、小森玄良、藤林泰助、江馬榴園などを輩出。
延享4年(1747年)9月誕生。天保9年(1838年)死去。
江馬細香・・・漢詩人。蘭方医 江馬蘭斎の長女。京都の玉潾和尚に墨竹画を学び、のち浦上春琴に南宗画を学ぶ。父である江馬蘭斎の元を訪れた頼山陽に漢詩を学び師事する。
頼山陽の求婚を江馬蘭斎が断ったが頼山陽に心を寄せ生涯独身を通した。
頼山陽の門下生である梁川星巌・紅蘭夫妻らと白鴎社を結成し、小原鉄心らと咬菜社を結成し藩政の事などを論じた。
天明7年(1787年)誕生。文久元年(1861年)9月4日死去。
住所 岐阜県大垣市藤江町2丁目148